くれは  呉羽真弓です。4問質問します。
  まず、1問目、「放課後児童クラブの環境の改善を急げ」としてお聞きします。

  3月議会に続いて、放課後児童クラブについて取り上げます。
  3月議会の質問において、4年生での待機を生んでしまった州見台小児童クラブと定員
 を上回っている入所させている加茂小児童クラブについて、施設の改善策を求めました。

   実際に新学期が始まって、しばらくした4月の終わりに、加茂の児童クラブを見学しました。
  ちょうど家庭訪問の時期であり、帰宅している児童もいたようですが、50人を超える人数
  の児童が利用している状況を目のあたりにしました。同日、高の原児童クラブも見学させて
  いただき、児童数と施設の現状の比較をしたわけです。

   そもそも、厚生労働省の放課後児童クラブガイドラインによりますと、児童クラブの集団の
  規模の人数は40人が望ましいとされ、1児童クラブの規模は最大70人までとすることと
  されています。児童の安全面から、大規模児童クラブの解消のための方策がとられている
  わけです。
  そこで、まず、施設の問題についてお聞きします。

  1点目、現時点において、受け入れの枠の拡大、もしくは大規模クラブの解消が必要な
  児童クラブはどことどこと認識されていますか。

  2点目、1の整備に向けて、どのような取り組みをしようとされているのでしょうか。確認します。
  次に、設備の問題について、具体的にはトイレの問題を取り上げます。

  3点目、梅美台小児童クラブは、第1、第2児童クラブ合わせて定員が100人、そして現在
 89人が利用されております。トイレの設置数は1カ所と聞いておりますが、それで十分ですか。
 現場からの増設を望む声はありますか。

  4点目、梅美台小児童クラブ以外も含め、トイレの改善について、どのように取り組む予定ですか。
  以上、お聞かせください。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
  ただいまの呉羽議員のご質問にお答えいたします。
  
  1点目でございます。現時点で受け入れ枠の拡大が必要な児童クラブは、4年生までの
 待機児童が出ております州見台児童クラブでございます。また、大規模クラブの解消が必要な
 児童クラブは70人規模で運営しております加茂児童クラブでございます。

  次に、2点目でございます。
  2点目のご質問にお答えいたします。
  受け入れ枠の拡大及び大規模クラブの解消のための整備でございますが、今後の児童数の
  推移や開設場所の確保等について、関係機関と調整を図っております。

  次に、3点目でございます。
  梅美台クラブのトイレでございますが、現場からの要望事項については聞いており、児童数
  に対するトイレ数が十分でないことは認識しております。現在、学校のトイレを使用しております。

  次に、4点目の質問にお答えいたします。
  児童クラブのトイレについては、梅美台のほか、相楽台児童クラブのトイレの数が少なく、学校
  のトイレを使用しております。現在、関係課と設置場所等の調整をしており、整備に向けて努力
  をしております。
  以上でございます。


くれは 明快に、児童クラブの解消が必要、大規模クラブの解消が必要な児童クラブは2カ所
 ですよということ言っていただきました。そして、それは関係機関と調整を図っておりますという、
 今の現状です。子どもたちは、今、待機が生まれてますね。そして、確認ですけれども、
 国が児童福祉法改正されましたよね。国では何年生まで児童クラブ入所、対象要件、以前は
 ありましたか。


保健福祉部長  4年生から6年生だと思います。
  以上でございます。


くれは 以前は3年生まで、おおむね入所措置するというのが、児童福祉法の改正により、
 その枠が取れました。ですので、4年生も含めて6年生まで受け入れることとするということが
 明快になったわけです。木津川市は、先駆けて6年生まで入所できるようになりましたけれども、
 国は法律で、6年生まで入所させなさいというふうに、今、法律が昨年8月に変わったという
 ところですよね。

  木津川市の中では、州見台小4年生、待機を生んでいる。この状況、理解されておるし、
 変えなきゃいけないと思ってくださっているんですけれども、いつ、どの時点で、どのように
 進めていくんですか。

  先ほど来、いろんな議員から、遅い、早くしろ、今でしょというような言葉がたくさん出てきた
 わけですけれども、目の前にいる子どもたちはいるんですね。私が見た加茂の児童クラブ、
 本当に大変な状況、目の当たりにしました。子ども1人当たり1.65平方メートルのスペースを
 確保すること、その要件、きちんと加茂児童クラブ満たしてますか。


保健福祉部長  呉羽議員のご質問にお答えいたします。
  現在、州見台児童クラブにつきましては、議員ご存じのような状態でございます。
 私どもだけでは何も解決できませんので、関係課と当然学校教育課、財政課、小学校、
 京都府と協議をしながら整備計画を立てているところでございます。

  また、加茂児童クラブについては、児童数が一時的に増加かどうかを判断をし、一時的に
 使用できる場所として、旧加茂図書館を使用できないかどうかを考えているところでございます。
 
  そして、加茂、今現在児童クラブは160.77平方メートルでございまして、児童1人当たり
 1.65平方メートルのガイドラインで割りますと、97人となりまして、今現在の中ではクリア
 できてるというふうに理解しております。
  以上でございます。


くれは 今、平米数言っていただきましたけれども、恐らくそれは延べ床面積ですよね。
 ガイドラインで求めているのは、児童のための専用の部屋、または間仕切り等で仕切ら
 れた専用スペースを設け、生活の場としての機能が十分確保されるよう留意すること。

  そして、児童生活スペース1人当たりの面積は1.65平方メートルが望ましいということ
 ですので、私は今のご答弁ではクリアしているとおっしゃいましたけれども、それは違うでしょ、
 ガイドラインに適したら違うでしょ。早々に解決する必要がある、それが加茂です、まず。

  そして、州見台も当然です。加茂は言っていただきました。よかったです、それが出て。
 旧加茂図書館を考えて関係機関と調整を図っている。もう早急に進めてください。
 子どもたちの状況、そして先生方の状況を見たら、本当に気の毒な状況です。

  1年生から6年生まで、あのようなスペースの中に80人、79人の子どもがいるんですよ。
 ごらんになったことがあるかなと思うんですけれども、早急に改善される必要がある。それが加茂、
 そして州見、そのとおりだと思います。
  
  厚生分科会の全国厚生労働関係部局長会議資料というのが25年の2月20日付で、
 資料アップされているんですけれども、予算のこととか、ごらんになったことありますか。
  25年度予算案についてというふうに明記されている文案があるんですけれども。


保健福祉部長
  ただいまの呉羽議員のご質問にお答えいたします。
  そのアップされている分については、私、承知しておりません。
  以上でございます。


くれは  そこには、このように書いてあります。
  25年度の予算案について。「国は、26年度末までに受け入れ児童数を112万人に
 することを目指して、受け入れ児童数を拡大するために必要なソフト・ハード面での
 支援措置を盛り込んだところである。ハード面については、従来の創設整備の国庫補助に
 加えて、25年度からは、他の社会福祉施設等と同様、耐震化等に対応するための改築及び
 大規模修繕、受け入れ枠の拡大につながる拡張整備についても補助対象とすることとしたので、
 積極的な活用をお願いしたい。」

  また、「小学校の余裕教室等を活用した放課後児童クラブの設置や、大規模クラブの解消等
 のための改修費、設備費についても、引き続き予算計上しているので、あわせて活用されたい。」

  まさしく、木津川市の今の課題をこの予算のきっちりとある中で考えるべきだというふうに
  私は思うんですけれども、それはどうですか。財政担当も含めての話になると思いますので、
  まず、保健福祉部長、お願いします。


保健福祉部長  ただいまの呉羽議員のご質問にお答えいたします。
  現在、木津川市がおかれている状況につきましては、議員と同感でございます。
 ただ、私どもだけでは当然解決できる問題ではございませんので、財政課、学校、教育委員会
 等と十分協議しながら進めていきたいと思います。
  
  そして、もう一つにつきましては、私、もともと加茂町の職員ですので、旧加茂町の図書館の
 状況も知っておりますし、現状も把握しているつもりでございます。
  以上でございます。


くれは 
 保健福祉部長は現状認識されて、必要性も理解されている。しかしながら、財政的な
 ものがあるので、関係機関とのということでした。さあ、市長並びに財政の担当である部長に、
 その後押しをしていただきたいんですけれども、考え方を確認したいと思います。


市長  呉羽議員のご質問にお答えいたします。
  全国的に子どもたちが少子化になってきているという中で、木津川市は、おかげさまで
 子どもたちの人数が伸びております。現在も小学校を増築しているという状況もございますし、
 また、新たな学校を建設しているという、全国でも本当にまれな市であるというふうに思って
 おります。そういう点からは、やはり財政的にも非常に大きな事業を進めさせていただいて
 いるという状況でございます。

  今いろいろ補助金のこともお話をしていただきました。拡張整備について補助金が
 つくようになった。余裕教室についても改修ができるということでございます。木津川市の
 今現在、余裕教室について、なかなかある場所と、なかなか余裕教室がなくて増設している
 場所もあるということで、梅美台については、まさしく今増築もしているところでございます。

  できるだけ、子どもたちが6年生まで確保できるように今後も十分連携をとりながら進めて
  まいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。


くれは  州見台については、もう余裕教室がない状態かと、現在は思います。だから、
 新たな施設を建てる必要がある。加茂については、旧の図書館を利用することが可能と
 いうふうに私は思いますので、そこらあたり、市長、子どもたちの学校を建てなきゃいけない
 問題と、子育て支援策ということで放課後児童の拡大ということで国も言うてるわけですので、
 そこら辺は、一方では、学校建設があるからというようなことではなくて、これはこれとして
 きちんと手当てをしていくべき話だというふうに思いますので、そのあたりで、具体的には
 州見台小の新規増設と加茂の図書館を活用しての大規模児童クラブの解消ということは、
 ぜひともしていただかなあかんというふうに思いますが、もう一度改めて聞かせてください。


市長  呉羽議員のご質問にお答えいたします。
  子どもたちの今後の伸びがどういうふうになっていくのか、また、場所については、
 どういうとこが適当であるのかということも十分に検討していかなくてはいけないと思っております。
  以上でございます。


くれは  保健福祉部長は、関係機関と調整を図っておりますというふうにおっしゃっていた
 だいてますので、ある一定の方向づけを出した上で関係機関と調整をされている段階に
 来てるかなと期待もしているわけですけれども、そこらあたり、人数、児童数の推移と
 いうのは教育委員会持ってはりますので、そこら辺は、私は加茂の児童数も、変化が
 それほど少なくならないということも確認しましたし、州見台は同じような形で推移する
 ということを確認してますし、国がそれこそ6年生までということで拡大しているわけですから、
 ぜひとも、これは大規模クラブの解消、それに向けての解決を図らなければいけない、
 早期に図っていただきたい。
  
  関係機関との調整を図っておりますの、その言葉の中が非常に市長の今のお話と何か
 かぶらないんですけれども、もう最後に確認しておきます。どこらあたりまで、これは調整
  を図って、具体的にはどう動こうとしてますか、そこだけ、最後確認します。


保健福祉部長  呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。
  旧加茂町図書館につきましては、教育委員会管轄ですので、教育委員会と協議しております。
  以上でございます。


くれは ぜひとも教育委員会と協議してください。教育委員会は、使えないとは言われない
 と思いますので、あとは財政的な担当の部署の話だと思います。

  それで州見台のことも前向きに考えなければいけない時期に来てます。
 考えていてると思いますので、お願いします。
 
  トイレの問題は、学校のを使ってるからというふうに言っていただきました。しかし、鍵を
 預かってる状態だったりすると思いますね。やはり、それは児童クラブの中に、施設に1つ
 ずつないわけですから、梅美台については。それは改善できるというふうに思います。

  私は、ある一定、ここに来るまではやりとりをしてます。できる場所も聞いてました。
 それが6月補正で上がるというふうに期待してたし、それに向けて頑張るというふうに
 言われてたけれども、上がってこない。それで現場からは困ってるという声が聞いたので、
 改めて、ここで質問してます。

  なぜ、前向きな話になってたと思われるのに、どうなったのかなって、疑問も含めて
 お伝えしてます。トイレというのは、いいじゃない学校にあるからっていうものかもしれません。
 でも、先生方は鍵を預かってる状況で、開けるのに、子どもを待たせてということも言うてましたし
 、前向きにこれも、施設整備については、衛生及び安全が確保されるとともに、事業の必要な設備、
 備品を備えることというのが、これも放課後児童クラブのガイドラインです。

 ぜひともきちんと対応をしてください。最後に、これについてお聞かせください。


保健福祉部長  呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。
  梅美台児童クラブのトイレの要望につきましては、お聞きしてましたし、前までは、比較的
 近い場所に学校のトイレがあって、今まではそこを使用しておりましたが、校舎の増築工事
 のため、現在は遠いところの体育館のトイレを利用しているところでございます。
 十分理解しておりますし、今後、また検討課題としたいと思います。
  以上でございます。


くれは  検討、検討、本当に検討。もうあれですね、頑張ってください、検討って、前向きに
 とらえますよ。また聞きます。4問目に行きます。