くれは  呉羽真弓です。
 3問質問します。
 1問目は、障害者ニーズにあった施策の充実をとして、市長並びに担当部長にお聞きします。

  12月議会で、木津川市障害福祉手当の廃止条例が賛成多数で可決されました。私は
 賛成討論でも述べましたが、新たな障害者ニーズに合った施策の充実と、今の制度で
 対象となっていない人たちの施策への転換という意味において、障害者福祉施策の
 再構築を図ることを期待して賛成いたしました。

  私も含め、今まで議会で提案されてきた種々の施策が、福祉手当の廃止という大きな
 決断の機会に十分検討されることを期待していました。当事者の思いを受けとめ、施策
 全体を見渡した上での市の障害者福祉施策の構築を願ったわけです。

  私の個人の議会報告を配付しましたけれども、それを見られた当事者の方々から
 この件についてもご意見いただきました。そこで確認します。5点です。

 1点目、市の障害福祉手当の廃止にかかわり、市に届いた意見はありましたか。あったなら、
 どのような内容でしたか。
 2点目、今回の福祉廃止の代替案として、担当部署が提案した施策の内容はどのようなものでしたか。
 3点目、平成25年度予算に反映されたもの、それはどのようなものですか。
 4点目、提案したけれども具体化しなかったものはどのようなもので、その理由はなぜですか。
 そして5点目、今後どのように進められていくお考えですか。
 以上、お聞かせください。


市長   呉羽議員の3点目のご質問にお答えいたします。
  まず1点目といたしまして、身体障害者手帳の交付対象とならない難聴児の保護者に
 対しまして、補聴器の購入に当たり必要な費用を助成いたします難聴児補聴器購入費
 助成事業を新たに実施をいたします。

  2点目につきましては、障害者福祉タクシー利用券交付事業の対象者の方に、精神
 障害者福祉手帳の交付を受けている方で、その障害の程度が1級の方を新たに追加を
 いたします。

  3点目、4点目といたしましては、障がいのある方の働く場の創出といたしまして障害者
 就労支援B型と、障がいのある児童へ生活能力向上のための訓練や自立の促進、また
 居場所づくりといたしまして、放課後等デイサービスを旧当尾小学校で平成25年度中
 に実施できるよう関係機関と調整を図っているところでございます。

  5点目といたしましては、障がいのある方の働く場の創出といたしまして、障がいのある方
への就労を支援する、いきいきサポート窓口を設置します。
  最後には、成年後見制度利用支援事業といたしまして、障がいのある方で判断能力の
 ない生活困窮者の方へ、家庭裁判所の申し立て費用や弁護士などの報酬を支援する
  計6事業を実施をさせていただきます。
 その他のご質問につきましては、担当部長からご答弁をさせていただきす。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
  呉羽議員の1点目、2点目、4点目、5点目のご質問にお答えをいたします。

  初めに1点目のご質問でございますが、議会だよりなどで手当の廃止を知ったが、
 本当ですかという内容の電話の問い合わせが3件ございました。
  
  いずれにつきましても、状況等を丁寧にご説明をさせていただき、一定のご理解を
 得ております。
 
  次に、2点目と4点目のご質問でございますが、これまで議会において提案されました
 内容につきまして、十分検討してまいりましたが、さきに市長がご答弁申し上げました
 6事業を現時点で実施することにいたしております。
 
  次に、5点目のご質問でございますが、今後も障がいのある方の日常生活、社会生活
 の支援、地域社会における共生社会の実現に向けまして、市の財政状況を踏まえ
 取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。


くれは  質問の順番と答弁が若干順番が変わってますので、少し戻して聞きたいと思います。
 
  1点目については、一定のご理解を得ているということで3名あられたということです。
 私のところにも、複数名の方がいただきました。実際には残念ですというお言葉でした。
 私自身は賛成しておりますので、それを賛成してほしくなかったという思いを込めて伝えて
 いただきました。

   実際の生活を見てください、障害の在宅生活を見に来てくださいというご意見も
 いただきました。声を上げにくい、そして声を届けにくい人たちが届けられた意見であると
 いうふうに思い、真摯に受けとめさせていただき、これからの施策について十分チェック
 していくというふうにお電話ではお話しして終わってるというところです。

  今後も引き続き、注視なり連携をとっていきたいなというふうに思ってお電話を終えました。
 それはそれとして、2点目と4点目に答えていただいた内容ですけれども、あわせて言って
 いただきました。

  3点目は反映されたことということで市長から答弁いただきましたけれども、実際には
 どんなものを担当所管として伝えられたのか、代替案としてどういうものを伝えたのかまず
 聞かせてください。その理由は、具体化しなかったのはどういうもので、その理由はなぜか
 ということを質問しておりますので、そのことについて明快にお答えを今一度ください。


市長  呉羽議員のご質問にお答えをいたします。
  当然、これは予算にかかわることですので、全体予算の中で全てそうですけども、
 担当からいろいろと今まで議員さんからご質問いただいたこと、またご意見をいただいたこと、
 そういったことについて担当課のほうもそういった提案をしてまいります。

   その中で、全体的な予算ですよね。今回は基金から21億取り崩しておりますけども、
 全体予算の中でどの事業をやっていくのかということ、とりわけやはり喫緊の課題と
 いうものが必要になってまいりますので、今回は学校の建設でありますとか、
 クリーンセンターの建設に大きなウエイトを占めておりますが、当然福祉の関係につきまし
 ても、今回6つの事業を追加また新規ということで挙げさせていただいております。

  これまで議員さんからいただいたそういったご意見について検討したということでございます。
 以上でございます。


くれは 具体的にはちょっと言っていただけないので、次に行きます。
  その中でまた議論したいと思います。
 
  今6点、新たに緊急性のあるものということで、6事業を実施することにいたしました
 というふうにおっしゃっていただきました。
 
  まず1点目に挙げられてる難聴児補聴器購入助成事業にかかわって確認したいと
 思います。今年度当初予算で挙げられている助成額54万5,000円ですね。本当に
 まだ府内で実施がされてるところが少ない中で、木津川市が率先して助成をするという
 姿勢は非常にありがたいですし、当事者の方々にとっては大変喜ばれることだと思います。

  補聴器をつけなければいけない、手帳がないので補助がもらえない、そういう中で軽度、
 中度の障がい児、18歳未満の方に10人程度ですか、それが54万5,000円ということだと
 思いますけれども、これの数字の根拠ですね。金額、1台当たり2万5,000円幾らですかね、
 それを少し確認しときたいと思います。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
  呉羽議員の再質問にお答えいたします、
 
  補聴器の関係の金額のご質問でございます。呉羽議員もご承知かと思いますが、
 補聴器の補助の基準といたしましては、国のほうで一応基準額5万4,480円というものが
 ございます。その部分につきまして、市のほうで2分の1の負担をさせていただくということで、
 1台当たり2万7,240円。両耳装着が必要であろうということで、それの2倍掛ける10人分
 ということで54万円を計上させていただいております。
 以上でございます。


くれは  自治体によっては、3分の2補助のところももちろんあるわけです。我孫子市であるとか、
 流山市、習志野市等々、3分の2というのと、さらにイヤモールドといって、雑音等々が入らないために、
 しかも小さな子どもために耳にきちんと装着できるように、イヤモールドというのがお金かかってきます。
 これも片耳、両耳そろえたら1万五、六千円していくわけですけれども、これについては補助は
 考えられてないですか。  


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の再質問にお答えいたします。
 
  確かに、補助率につきましては全国的にもいろいろございますし、京都府下で唯一実施
 しております京都市さんにおきましては4万円という枠も設定をされておるということは聞いて
 おります。木津川市におきましては、京都府下でも先立って今回対応させていただくということで、
 2分の1補助ということで決めさせていただいた経過がございます。

  また、ご質問がありましたイヤモールドにつきましては、要綱の中で医師の意見書、お医者さん
 が必要と認めた場合に限り、補助対象になるということで現在整理をしております。
 以上でございます。


くれは  18歳までに5年間で変えていくとしたら100万円を超える金額が必要になってくるよ
 というのがそもそもの金額の根拠ですので、そういう意味では補助はなかった状態からある
 状態になって、より補聴器を利用される方が本当にふえたらありがたいなというふうな思いです。

  維持費なり、故障したら修理費もかかりますので、そういう意味からしたら、まだまだ
 京都市に比べても少ない費用で54万5000円という金額というのは、決して、私は
 ありがたいけど多くない費用やなというふうに思っております。

   今後、利用者のニーズを含めて、精査しながらまた事業としてきちんと予算化されて
 いってほしいし、拡大が進んでいってほしいなという思いでお伝えしときます。

   最後に1点、この難聴児の補聴器に関して確認しておきたいと思います。
  学校で子どもたちが授業等々で補聴器をつけたときに、FM補聴器といって、電波で先生
  からの声を受信するそのシステムがあるというふうに思います。木津川市の手帳を
  持ってる子どもたちの状況は補助をされている、対応されてると思いますけれども、
  今回のこの提案されてるものについても、FM補聴器の対応が可能ということで確認
  させていただいていいでしょうか。


教育部理事  教育部理事でございます。
 
  呉羽議員の再度のご質問にお答えをいたしたいというふうに思います。
 現在、市教委におきましては、難聴児のお子さんの学習の確保という形の中で、
 補聴器をつけてられてる子どもさんに対しましては、FM受信機という形で、卒業
 されるまでの間、無償での貸与をさせていたいてるというところでございまして、
 現在3校で3名の方に卒業するまでの間、貸与させていただいてるという部分で
 ございます。

  平成25年度におきましては、現在そういうご相談を受けていないところでござい
 ますけれども、平成26年度はさらに2名のお子さんという形で、現時点でもご
 相談を受けている状況でございます。この分につきましては、補聴器に受信機を
 つけさせてもらう、教師のほうは送信機を持つという形でございますので、あくまでも
 補聴器に受信機無償貸与と、今までどおり何ら変わりのないところでございます。
 以上でございます。


くれは  木津川市がこの問題については、金額は別にしても大きく進んでありがたい
  というふうに思っております。
  
  2点目のタクシー利用券の関係なんです。これは、拡大しましたとおっしゃっていただきます
 けど、私はそうじゃないと思います。今まで3種の障がいに1つなかった精神の方に、
 当然なかったんですから、拡大というよりも当然しなければならないものに広げられた
 というところだと思うので、それほど拡大と言えないというふうに思います。

  公平性の観点から、制度を見直したというところが私が言いたいというふうに思います。
 この問題については、利用率が非常に低い、34.21%という利用率ですね、対象者
 から比べたら。非常に金額としても平成23年度で、すぐ出ませんけれども、平成23年度
 の実績で340万円ほどだったと思うんです。今回は400万円強を上げられている。

  しかしながら、実際の対象者が全員助成を受けるとなると、1000万円近い金額の
 助成が本当はされる対象者がおる。しかしながら、3分の1しか利用しない。その利用
 できない、しづらい、その意味をしっかり受けとめていただいて、そこを見直してほしいと
 いうのが、今までの私の一般質問での、福祉タクシーについての意見なんですけれども、
 それは今回金額的なことも含めて、先ほど市長の答弁では、全体の金額から見て
 無理ですということを言っていただいたんかなと残念にも思います。
  どのような検討がこれに関してされたのかだけ確認したいと思います。


市長  呉羽議員のご質問にお答えをいたします。
  今おっしゃっていただきましたことを議会の中でもお聞かせいただいているところで
 ございます。私は今回、福祉タクシーについては拡大ではないということでございます
 けども、一番最初におっしゃっていただきました呉羽議員の今回の障害者福祉手当で
 ございますけども、そもそも今回提案をさせていただきましたのは、これが始まったのが
 昭和46年です。

  ちょうど41年前ということで、その後ずっとこの手当を出させていただいたわけですけども、
 合併前、木津町では418名の方に実施しておりました。加茂町では当時4人の方ですね。
 かなり対象者の方は限られておりましたし、山城町では16年にも廃止をされていたという
 制度でございます。
 
  現在では、障害者福祉のいろんな制度がかなり拡大をされまして、今の事業費は
 11億円ですね、今回はいっております。そういう中で、この手当を見直しをさせていただいて、
 補聴器もそうですけども、今ニーズに合ったそれぞれの皆さんに一律に手当として出させて
 いただいていた41年前の制度を見直して、そして今回必要な方に助成をしていこうということで、
 先ほど京都市と比べると非常に少ないというふうにおっしゃっていただきましたけども、
 京都府下では京都市以外にはやっておられないんです。

  今回、木津川市のみです。京都市と比べていただくと財政的には全く違いますので、
 それでもやっぱり何とかこれを事業化していこうということで、いろいろ協議した中で
 予算化させていただきました。
 
  タクシーについても1000万円は必要だろうということでございますけども、先ほども
 言いましたように、放課後デイサービスですね、それといきいきサロンの窓口でありますとか、
 就労支援B型、こういったものを当尾小学校で、サロンは本庁でしますけども、やはり
 働く場がないと。支援学校に行かれた後、働く場が今は少なくなって困っているんですと
 いう声を聞かせていただいて、当尾小学校が廃校になりますので何とかそこで確保
 していこうと。

  また、放課後デイサービスもやはり困っておられる方がいると。今1週間に1回ないし
 2回しか使えない。それを拡大していこうということで今回の新たな提案もさせていただい
 てます。

  成年後見制度もそうですけども、やはりこれをやめて何をするのではなくて、やめてニーズ
 に合ったものに切りかえていってるというのが現状でございます。

  私もこれまで平成3年から平成16年まで、4期の途中まで14年間議員させていただき
 ましたけども、呉羽議員とも1年半ほどご一緒させていただいたと思います。

  そちらの席に座らさせていただいておりました、長く。でも、私も障害者の方に対する
 施設の訪問や、また保護者の方、家族の方の声を本当に聞かせていただいて、痛いほどの
 思いで今回も提案をさせていただきました。提案をさせていただいた以上は、やはりニーズ
 に合ったものを何とか新規も乗せていこうということで、こういうふうに提案をさせていただい
 てるわけです。

  全て提案いただいたものが100%予算に乗せられるのかというと、私も議員のときは
 やっぱり同じように一生懸命言わせていただいております。直接市民の人の声を聞かせ
 ていただいた声を議会に反映しようということで、一生懸命議会でお話をさせていただきました。

  当時戸田町長さんだったんですけども、そのときも働く場がないということで、相楽作業所
 のほうに、随分私廣瀬さん、先日お亡くなりになられましたけども、話を聞かせていただきました。

  そこで、木津川台の作業所もぜひ必要だということを議員のときに電話をさせていただき、
 やっぱりそういうことも実現していたという経過がある中で、私は障がい者の方を少しも思って
 いないということは全くないということです。そういう議員のときの思いを今も持つ中で、やはり
 市長という立場になると、今も言いましたように、全体の予算の中でどのように予算をつけて
 いくのかというのが非常に、これは年末、職務の人も出てきてもらって私はやってます。

  今回はやはり学校の耐震が緊急ということもありますので学校の耐震、クリーンセンターは
 11億円予算をさせていただきました。木津中、棚倉小、恭仁小、この耐震をここ何年かで
 一気にやってしまわなくてはいけないという、この21億円がなかったら、基金がなかったら
 予算が組めなかったという状況の中で、今回の福祉の関係もどれとどれを充実していこうか
 ということで、本当にさせていただいたわけです。

  一つ一つをいろいろ予算が少ないと言われますとそうかもしれませんが、そういう思いで
 私は予算を組ませていただいてます。今回もそういった扶助費が社会福祉の関係の扶助費
 ですけども、昨年より6億600万円、昨年よりもふえてます。15%増です。

  こういうことになると、本当に財政力どんどん経常収支比率は膨らんでいくということに
 今後なりますので、毎年1億円以上の障害者福祉の関係の予算も伸びているのが現状です。
 そういう中で予算を組んでおりますので、一つ一つがどうかという私はご意見も伺わせては
 いただきますが、予算はそういう思いで、基金もどれだけ取り崩すのかという思いでやって
 いるということをご理解いただきたいと思います。
 長くなりましたが、失礼いたしました。


くれは  長く長くなりましたね。聞いていないことまで答えていただいたかなと思うんですけ
  れども、この計画があるわけですよね、障害者基本計画。

   これにのっとって市がこんなふうに進めていきますよ。例えば、福祉タクシー利用券交付
 事業でやりますよと、就労支援もやりますよというふうになっている。だからこそ、充実すべき
 でしょうというのは当然なんです。

  その上で、先ほど言われました利用者ニーズなんですけれども、手帳を持たない人で
 あるとか、福祉と病院でのはざまであるとか、やっぱりそういう受けられてない人たちが
 おられるんですよ、少数ですけれども。

  そこに利用者ニーズがありますよというところを伝えてるつもりです。だから、重度障害者
 の入院時のヘルパー派遣であるとか、就労支援のための移動支援、交通費助成ですね。
 木津川市外のところに働かれてる方の交通費を助成している。これは、木津川市は
 してませんけれども、府内ではいろんな自治体がやってます。7市5町がやってます。

  そういう形で、それぞれの市の特徴やって言われたらそれまでですけれども、制度をきちんと、
 これのプランにある以外に、やはりはざまの人たちの声を取り入れて、金額は少ないかも
 しれないですけれども、そこをきちんと費用制度化していく、それがしてほしかったなと
 いうふうに思ってやりとりをしたつもりです。

  全体の費用が、扶助費が膨らむからということは十分わかりますけれども、やっぱり
 そこには、少数意見に耳を傾ける姿勢が議員も市長も欲しいというふうに、私は言いたい
 なと思います。
 
  この問題が最後になるかもしれませんが、1つ放課後児童デイ就労支援については
 非常に歓迎はします。先ほど就労支援B型ですね、これ、あれなんですか。
 今春卒業した人、養護学校、特別支援学校を卒業した人は行けるんですかね。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の再質問にお答えいたします。
 
  この3月に卒業される方の対応ということでございますが、現在このB型事業に
 つきましては、旧当尾小学校の跡地の活用ということで進めておりまして、
 その内容といいますか、施設整備も含めまして、現在関係部署と調整をしている
 ところでございまして、その辺の整理が済んだ段階で、事業者のほうを公募させて
 いただくというもろもろの手続がございますので、早くて10月ぐらいのオープンかなと
 いうことで現在考えております。

  当然オープンをいたしますと、今回卒業される方につきましても人数的には
 カウントされてる中に入ってございますので、希望していただければ、そちらのほうの
 施設を利用していただけるというふうに考えてございます。
 以上でございます。


くれは  関係機関との協議というところが問題かなというふうに、大変かなというふう
 に思います。それはこの前もお伝えされてたように、府の福祉のまちづくり条例に
 適合させなければならないというところです。それになると、バリアフリーでエレベーター
 等々が必要になるのかというところが今、協議中かなと思います。実際に事業者に
 バリアフリーにしなければならない、適応させなければならないからといって、どの
 事業者もエレベーターを、じゃ、設置しましょうとはならないというふうには思いますので、
 10月に向けてということであれば、そこは市の対応ですかね、市の施策というか準備
 というのが当然必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。そのあたりは見通しと、
 それと財政的なこともありますので、それも含めて市がきちんと手当も含めて公募していく
 ということでいいのかどうか、これは部長と市長に確認、それぞれさせてください。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
  呉羽議員の再質問にお答えをいたします。
 先ほど、簡単なスケジュールを答弁させていただいたわけですが、できましたら年度
 変わりましたらすぐにでも公募をさせていただきたいというふうに考えております。
 
  当然、公募する段階におきましては、今おっしゃいました内容についての条件整理、
 全て済ました上で公募にかけていくということが必要になってこようかと思いますので、
 市の負担なり事業者の負担、そのあたりの負担割合等も含めまして、早急に詰めて
 いきたいというふうには考えてございます。
 
  あわせまして、その施設の改修に伴いまして、利用できるような補助金がないか
 今も調べてる段階でもございますので、その辺も踏まえまして、そのあたりについては
 できるだけ早い時期に整理をしてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


市長  呉羽議員の再質問にお答えいたします。
  今回、今、部長が答弁させていただきましたように、まずは事業者の方を公募させて
 いただいて、その内容によってどういうふうなことが必要なのかということもありますし、
 また当尾の公民館のほうが今後道路のほうにかかってくるということもございますので、
 そういった財源をどのように使うかということもあります。

  ここの中には福祉ゾーンだけではなくって、生涯学習ゾーンでありますとか、ほかの
 ゾーンも地域の方の使われるゾーンもありますので、そういったことも含めて考えていく
 必要があるというふうに思っております。
 
  先ほど少数意見に十分意見を傾けるようにということで、私も議員の皆様からやはり
 直接市民の皆様の声を聞いていただいてるということで、私も以前同じ立場でありました
 ので、それは本当に真摯に受けとめて、できることからこれまでも一つ一つ拡充して
 きたつもりであります。呉羽議員からいただいたご意見についても、この6年間で
 幾つかやはり拡充をさせていただいた部分もあると思っております。

  決して冷たい行政をしているつもりではないんですが、そういうことも書かれたりも
 しております。障害者福祉費ですけども、平成23年には障害者福祉費が8億7,690
 万円でございましたが、平成24年度、今年度につきましては10億170万円、そして
 平成25年度には11億5,399万円ということで、毎年十二、三%の増ということに
 なっております。

  決して、障害者福祉の関係の施策を切って縮小しているということはありませんので、
 その辺はご理解をいただきたいと思っております。
 以上でございます。


くれは  何か冷たい言い方を私がしましたか。何か今のはそういうふうに聞こえましたよ。
 とんでもないなと思って聞いてましたけど。
 
  それはそれとして、公募する段階でということで、ある程度条件整備をした上で公募
 をしていただきたいなというふうに思います。それは福祉のまちづくり条例だったり、
 関係機関との協議を十分した上での、実際応募する団体がなかったら困ったことに
 なりますのでね、そこは十分見通しながら詰めていっていただきたいというふうに思って
 おきます。それに向けて努力していただくということで期待してます。

  今回の見直しは第一段階として捉えておきます。今回、公平性の部分での制度だったり、
 拡充だったりというふうにおっしゃっていただきましたので、私は今回は第一段階と
 思っておきますので、また今後も引き続き財政状況を気にもしながら、その時々の状況で、
 はざまにいる人たちに向けての施策も含めて十分今後もやりとりをしていきたい、
 そんなふうに思います。

  障害者基本法の理念には、地方自治体の責務というふうにありますので、そこら辺を
 きっちりと今後も引き続き議論をしながら、障害者福祉が充実することを祈って
 、この質問については終わりたいと思います。