くれは 3問目、「子育てNo.1を進めるために」として、2つの事業について、次年度に向けて
の考えを問います。
 1つ目は、放課後児童クラブ、2つ目は、病後児保育です。
 
 児童クラブの次年度の入会一斉申し込みが10月20日から31日に行われました。
本年6月議会でも、「放課後児童クラブの環境改善を急げ」とした私の一般質問に対する
答弁は、「現時点で受け入れ枠の拡大が必要な児童クラブは、4年生までの待機児童が
出ております州見台児童クラブでございます。また、大規模クラブの解消が必要な
児童クラブは70人規模で運営しております加茂児童クラブでございます。」でありました。

 次年度の申し込みを受け、現時点の市の対応を確認するとともに、次年度に向けての対策
をお聞きします。3点。
 1、一斉申し込みを終えた今、次年度で定員を超える児童クラブはどこですか。人数は何人ですか。
 2点目、受け入れ枠の拡大と大規模クラブの解消のため、具体的にどう進めていくのですか。
 3点目、受け入れ枠と定員との関係、これをどう捉えていくのですか。

 2つ目、病後児保育です。
 議会だよりの決算審査の質疑を見られた方や議会報告会において、市民の方より意見
をいただきました。その内容は、「利用者数が実人数でしか記載されていないが、延べ人数が
必要ではないか」とか「利用者が少ない理由はどういうことか」というものでした。
「今後縮小されるのではないか」との心配の意見もお聞きしました。

 そもそも、費用対効果を求める施策ではないとは思っていますけれども、決算でも指摘したように、
現在の利用方法、まず見直すべき点が大いにあります。さらには、本来は病児保育も合わせた実施
が望まれるところであります。その方向に向けて、市長の思いや取り組みを確認したいと思います。
3点。
 1、病児保育の実施は必要と考えますか。
 2点目、現在の病後児保育の利用者の立場に立って考えてみて、改善すべき点をどのように
認識しておられますか。
 3点目、病後児保育を後退させることなく進めるべきと思います。お考えをお聞きします。


市長
 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
 病児・病後児保育につきましては、仕事と子育ての両立支援のための事業として、必要な
事業の一つと考えております。
 市といたしましても、病児保育につきましては、実施に向けて調整をしておりますが、現在、
小児科医と看護師の確保が難しいため、実施に至っておりません。
 その他のご質問につきましては、担当部長からご答弁申し上げます。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の1点目の1つ目のご質問にお答えいたします。
 平成26年度の一斉申し込み後、定員を超えている児童クラブは、州見台児童クラブと加茂児童
クラブで、州見台児童クラブは、133人の申し込みがあり、定員を33人超過しております。
加茂児童クラブは、87人の申し込みがあり、定員を17人超過しております。
 
 次に、2つ目のご質問にお答えいたします。
 受け入れ枠の拡大と大規模クラブの解消については、新たな施設の整備が必要と考えております。
 しかしながら、市内12カ所の児童クラブのうち、老朽化に伴い建てかえを必要とする施設もあります
ことから、現在、整備の方法や時期を十分に検討しております。
 
 次に、3つ目のご質問にお答えいたします。
 受け入れ枠と定員との関係でございます。
 まず、定員につきましては、厚生労働省が示すガイドラインに基づいて設定することが望ましいと
捉えております。
 定員を超えている場合、登録児童数に対する出席率や現場の状況を勘案し、職員の配置準備
をした上で、可能な範囲で受け入れたいと考えています。
 
 次に、2点目の2つ目のご質問にお答えいたします。
 現在の病後児保育につきましても課題はございますが、委託先との契約の関係もござい
 ますので、当面は、現状のまま実施していきたいと考えております。
 今後、利用者の声を聞きながら、改善も含め、協議してまいりたいと考えております。
 次に、2点目の3つ目のご質問にお答えいたします。
 市といたしましても、利用者の声を聞きながら、市民の皆様の利用しやすい事業を目指して
 改善してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


くれは では、病児・病後児保育のほうから行きます。
 市長は、必要な事業と考えていただいておりますので、これは積極的に進めていただきたい。
後期計画(案)についても、拡充というようなことも書いてありましたし、それが今の状態では、
このまま続けていきますということで、拡充、充実するのかなと心配します。
 そこで、再質問します。利用者の声を聞きながら、現状のまま実施していきたい。
問題点は何か把握されていますか。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の再質問にお答えいたします。
 市として改善すべき点というご指摘だと思います。それにつきましては、当日受け付けを可能
にすることとキャンセルの場合についての2点だと考えております。
 以上でございます。


くれは それは、現状のまま実施していきたいと相反すると思いますけれども、その課題、
それを解決すべき点、解決を早急にしてください。しますか。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の再度の質問にお答えいたします。
 現在、この件につきましては、事業を委託しております京都山城総合医療センターと
協議しております。ただ、協議の中で、病院のほうは、看護師の手配と昼食の予約
につきましては、前日でないとできないということで、当日では間に合わないという
ところでございます。
 私どもといたしましては、議員おっしゃったような形で当日受け付けもできるように
したいと思うんですが、その点については、今現在、協議中でございます。


くれは 済みません、できない理由を並べていただいているような気がして仕方
ないんですけれども、精華町もできますよね、当日受け付け。奈良市もできますよ。
京田辺市もしてはりますよ。しかも、京田辺市なんかは、6カ月から4年生まで
受け付けるんですね。木津川市は、1歳から1年生までです。
しかも、前日予約です。この事業が始まってから、月曜日、病後児保育、利用ありましたか。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
 月曜日の件については、私現在、資料を持ち合わせておりません。
 以上でございます。


くれは 月曜日に利用するとなると、金曜日の5時までに電話しなあかんのです。
利用できると思いますか。利用なしですよ。そんな状況で拡充できますか。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 先ほど来答弁しておりますように、私どものとほうといたしましては、担当者も
含めて病院へ行きまして、できるだけ利用しやすいような形で改善をしてくれという
申し入れはしております。ただ、私どもだけの都合ではなく、向こうさんでも
看護師とかの関係がありますので、現在はそこに至っていないということでございます。
 以上でございます。


くれは 京田辺市は2カ所目の病児・病後児保育を開設されました。
浜口キッズクリニックさんに委託されています。1つ目は、田辺中央病院だそうですね。

 キャンセルの件も言われました。キャンセルしたらお金払わなあかんですよ、
キャンセルしても、木津川市の場合。キャンセルしてもお金を払わなあかん、2,000円。
ほかのところは、キャンセル料が明記がないところもありますので、いただかないと
いうところもあると思います。何時までだったらキャンセルも受け付けます、お金も要らない
ですというふうにもなっています。木津川市は、キャンセルした場合でもお金をいただきますよと、
こうなっています。使い勝手が非常によくない。ニーズは高いんですよね、アンケート調査
でもすごい高いんです。それは、使い勝手が悪い、変えてくれというあらわれじゃないですか。
積極的に市長、山城病院に働きかけてください。


市長 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
 病児保育につきましては、病後児保育と同時に最初からお願いをしているところです。
 現在、お願いもしておりますが、看護師さんの数が非常に少ないということで、
病床も全て使えないという状況であるということで、今、会議の中でも聞いております。
それに向けて、来年度、看護師さんも採用が決まっているということですので、
何とかやはりこういった子どもを持っておられる願いを少しでも早くかなえられるように
病院のほうにも強く申し入れをしてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


くれは 1年間の利用者が延べ人数9人では、事業として450万円を使って9人では
、それは本当にどうでしょう。積極的に進めてください。利用したい人が利用できない、
その状況を生んでいます。

  児童クラブについて行きます。
 児童クラブについても、何だか後ろ向きの答弁ですね。老朽化したところがあるから、
わかっていますよね、そんなん。
 厚生労働省の専門委員会で指針が出ましたというか、大体の基準がまとまって、新聞
に載っていました。ご存じでしょうと思うので、ちょっとご披露をお願いできますか。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
 厚生労働省のガイドラインといたしましては、従来までは、小学校1年から3年までの
4年生以上の部分に拡大すること、集団の規模については、おおむね40人程度までに
することが望ましいと、一放課後児童クラブの規模については、最大70人までにすること、
そして開所時間については、子どもの放課後の時間帯、実情に応じてすること、施設整備
につきましては、専用の部屋、また間仕切りで区切られた専用スペースを設けること、
子どもが生活するスペースについては、児童1人当たり1.65平方メートル以上とする
ことが望ましい等でございます。
 以上でございます。


くれは それが、いつ制度が運用されていくんですかね。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
 運用の日につきましては、日付については、済みません、今現在、お答えできません。
申しわけございません。


くれは 新聞の記載の中では、2015年4月に始まる新制度の基準をまとめたとありますので、
2015年4月にはその方向で進めていくようにということだと思うんですね。
 
 それであるのであれば、今の基準に照らして、先ほど入所の希望数を言っていただきました。
大きくはみ出ているというか、お断りしなければいけない状況を生んでいるところが、
2つの児童クラブをお示しいただきましたが、具体的には、これはどういうことですか
。受け入れていくということですか、可能な範囲で受け入れたいと考えています。
これをちょっと具体的に言ってください。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 先ほどの答弁の中で、申しわけございません。議員おっしゃったように、来年の、今後労働省令
で定める基準に基づき市町村条例で定めると、来年のことでございます。
 そして、今現在、はみ出ている部分につきましては、当面、出席率、そしてまたその施設の中
の道具を置いている位置等を変更しながら受け入れていきたいと思います。
 以上でございます。


くれは 100人の定員の州見台、133人、そして70人の定員の南加茂台が87人、
これは1年生から4年生までで132人ですね、州見台。加茂は75人ということで、
可能な限り受け入れたいと思います。加茂、1クラスしかないんですよね。

 本来なら40人が望ましいところに70人を受け入れて、さらに87人。
 子どもたちが学童で過ごす時間、これは非常に生活の場ですね、小学校で過ごす
時間より長い。そういう場所で、この前の6月議会でしたか、図書館を緊急的にも
考えていく方策の一つ、また州見台については、敷地内に建てられないか、それを
ちょっと検討したいみたいなご発言がありました。どうなったんですか。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 ただいまの呉羽議員のご質問にお答えいたします。
 先回の議会におきまして、議員のご質問にお答えいたしましたとおり、加茂の
児童クラブにつきましては、旧加茂の図書館、もともと旧加茂小学校の分を改築し
た部分でございます。その部分の利用につきまして、ご質問がありました。

  あの建物につきましては、もともと鉄筋づくりのものに鉄骨を増築してつくった
ものでございます。それにつきまして、議員の質問以降、教育委員会と話をしまして、
教育委員会のほうでも使ってもいいよというお話でした。
 ただ、それにつきまして、耐震構造にするためには、当然耐震診断も必要で
ございますし、その部分につきまして、耐震診断もしながらということになりますと、
多額の費用がかかります。その部分につきましては、今、全体の児童クラブの、
先ほど答弁いたしました流れの中で整備をしていく必要がございますけれども、
今現在、耐震診断、耐震構造のことも含めて考えているところでございます。
 そして、州見台のところについても、今現在におきましては、できるだけ
受け入れしたいということでございますので、全体の整備計画を立て進めていくと
いうことでございます。
 以上でございます。


くれは 何かよくわからないですけれども、全員受け入れるということですかね。
100人のところ、133人。毎日来られるわけではないですけれども、手狭な状態
をさらに生んでいくのかなという危惧を感じます。
 
 2015年4月以降は、そういう新基準に照らしてやりなさいよ、職員も2人以上、
定員も40人以内でやりなさいよと言われている。その方向づけが決まっているの
ですから、やはりそんなに時間はないですよね。人数も、今回、こんなふうに出て
きたわけです。来年度どうなるかの推測も、当然、教育委員会と連携しながらできる
というふうに思いますので、それは6月に言ったことが後退したり、6月に言ったことと
新しいことが出てきたら、やっぱりそれに向けてまたさらにこういう方向で行きます
ということが示されるべきだろうなというふうに感じます。

  市長も言ってはりましたよね、人数を調査しながら、子どもたちの今後の伸びが
どういうふうになっていくのか、また場所についてはどういうところが適当であるのか
ということも十分に検討していかなくてはいけないと思っております。

 もちろん、民間の学童保育も開設していただいていますので、その状況とか動向も
見ながらということが必要になってくるのは私自身も十分理解しておりますけれども、
今いる子どもたちの要望をどんなふうに受けとめていくのかなというふうに危惧をします。
人数がこれだけふえるのを受け入れるのであれば、きちんと条件的な整備も、
職員の配置も含めてしていただくことが必要になってくるというふうに思いますので、
そこは担当に、職員の配置準備をした上で可能な範囲で受け入れたいと考えています。
この配置準備とは、どういうことですか。


保健福祉部長 保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。
 当然、職員の関係で、今、嘱託職員がおりますけれども、臨時職員も含めての考えでございます。
 以上でございます。


くれは 職員のことの話にシフトしてしまうわけですけれども、州見台の嘱託職員は
3名おられますよね。恭仁小は2名ですね、嘱託職員。人数比率から見たら、
子どもたちの定員100人の州見台児童クラブで嘱託職員3人で、臨時職員プラス
で動かれている。片や、この4月からは恭仁小は15人という中で、これを嘱託職員
2人のままなのか、ここはどうするのか、そこら辺の考え方も含めて、嘱託職員の数の
偏りが非常に大きいんじゃないかなという気がします。もちろん、職員配置2人以上
ということですので、このような人数を多く受け入れるのであれば、州見台の嘱託職員
の増があってもいいんじゃないかなというふうに思いますので、それはアルバイトでは
なくて、きちんと嘱託職員の配置を考えておられるのかどうか、確認しておきたいと思います。


保健福祉部長  保健福祉部長でございます。
 呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。
 全体を含めて、嘱託職員、臨時職員の配置について考慮したいと思います。
 以上でございます。


くれは 明確ではない議会答弁を聞きながら、非常に何か追及の自分自身の甘さを
感じながらおるわけです。
 子どもたちは待ったなしです。先ほども言いましたように、長い時間、その場所で
過ごすわけですので、やっぱり部長は加茂のことはよく知っていますと、この前は
言っていただきました。大変な状況をご存じだというふうには理解していますので、
それは現場としてきっちりと声を上げていただきたい。それは財政当局の中で
議論をしていただきたいというふうに思います。
 職員の配置も含めて、備品もいろんな備品が大変だというふうに聞いています。
下駄箱さえ置くところがない、靴さえ置くところがないというような状況も聞いていますので
、そこはきっちりと対応してください。
 それをお伝えして、最後の質問に行きます。