くれは 3点目に移ります。「意義ある事業仕分けにするために」として
 お聞きします。 昨年に引き続き事業仕分けが実施されました。
 若干の改善点は見られましたが率直に言って、今回も事業仕分けの体を
 なしていないというふうに指摘したいと思います。 

 10月にも実施予定と聞きますので、そのために改善を求めての質問です。
 
  咋年の9月議会で、私はこの事業仕分けについて、事前の広報や事後の
 広報も不十分であった。これは公開の原則から大いに外れているとしてき
 ましたし、そもそも行財政改革推進委員みずからが仕分けする事業を選ん
 でいることこれも行財政に偏った、行財政の視点に偏ったものではないかと
 いうことで指摘をしました。

  さらには、コーディネーターの役割、委員の役割のとらえ方などをいま一度
 検証して改善しなさいというふうにお伝えしたかと思います。
 
  今年度は、8月の末、土曜日の午後、住民活動スベースを活用して、より傍
 聴しやすい配慮は一定見られました。昨年は事業仕分けをすることすら広報さ
 れていませんでしたが、今年は広報とホームベージできちんとPRされ、事
 業仕分けのシートも1週間ほど前にアップされた。さらには、当日、昨年は閲
 覧しかできなかったんですけれども、今年度は傍聴者にもきちんと配布して持
 ち帰りも可能というようなことで、若干の改善点というか、大きな改善点かも
 しれませんが、見られました。
 
  また、行財政改革推進委員のみで実施することについては、今では私は賛成
  できませんけれども、6月26日に滋賀大学の地域連携センターの仕分け研究
  会、これは私も参加しましたけれども、そこには木津川市の行政改革委員の仕
  分けをされる方が参加されておりました。そこで、効果的な進め方を研修され
  演習するなど努力されていることは認めます。が、最初にも言いましたように
  先日の仕分けを傍聴し、あれは仕分けとは言わない、その点が多々あるという
  ことをあえてお伝えしたいと思います。

  3点。 
  1点目は、仕分けはチームワークです。一問一答で質問を行い、回答
 を引き出し、関連するものは重ねていく、そしてまずはそもそもから、この事
 業は、目的は、必要なのか、だれがやるのか、それを考える、それが過程だと
 思います。ルールだと思います。実際はどうでしたか。

  2点目、仕分け委員の、8人おられましたが、議論は十分であったと思われ
  ますか。
 
  3点目、コーディネーターが評価の直前にコメントをされた場面がありまし
  た。仕分けとして、それはどうなんでしょう。
 
  今後実践するなら、さらなる改善が必要と考えます。お考えをお聞かせくだ


総務部長  総務部長でございます。意義ある事業仕分けにするためにの
 ご質問にお答えを申し上げます。
  
  4点いただいておりまして、まず先般の事業仕分けにおいて、一問一答方式
 で質疑を行ったかとのことでございます。 20分間という限られた時間の中で、
 8名の仕分け人の皆様が効率的に質疑や議論をいただくために、ある程度一括
 して行われたと考えています。 

  また、行財政改革推進委員会におきましては、
 仕分人となる各分野の専門家の方がそれぞれの見識や立場から、
 第三者的な純然たる民間という観点で、事業そのもののサービスのあり方に
 ついて、忌憚のない、自由閥達な議論やご助言をいただくために、
 質疑のルールや制限は定めておりませんでしたが、ご指摘の内容は、
 行財政改革推進委員会委員の皆様と相談してまいりたいと考えております。

  2点目の仕分人の議論は十分であったかとのことでございます。各分野の専
 門家の立場や見識から、事業そのもののサービスのあり方について、忌憚のな
 い自由潤達な議論やご助言をいただくことができたと考えております。また、
 傍聴されました皆様からのアンケート調査の集計結果といたしまして、仕分け
 人の意見や提案、及び判定結果の評価としては、普通以上が約72%、不適切
 が14%、何とも言えないが約14%でありました。初めてのアンケート調査
 のため、比較検証は困難でございますが、普通以上が7害l』を超えており、概ね
 傍聴されました皆様には評価をいただいたのではないかと考えております。

  3点目のコーディネーターがコメントする場面があったとのことでございま
 す。 コーディネーターは事業仕分けが円滑に進むように、質問内容の整備や議
 論の取りまとめを行いながら、仕分け委員が評価しやすい環境づくりを行うこ
 とが役割と考えています。先般の事業仕分けにおいても、コーディネーターか
 らは、仕分人の質問のフォローや事業に対する理解を深めるためのコメントで
 あったと認識をいたしており、仕分け結果に対する誘導でない限り、何ら制限
 されるものではないと考えております。

  4点目の今後の改善でございます。先般の傍聴された方のアンケート結果や
 仕分人、説明員の意見なども検証しながら、行財政改革推進委員会の皆様と相
 談して改善してまいりたいと考えています。具体的な現時点における内容とい
 たしましては、事前資料について、事業シートだけではなく、当目の配布資料
 を公表できるようにしたいと考えております。なお、会場開始時刻、一日の仕
 分け事業数、及び一事業における仕分け時間などにつきましては、10月17
 日の実施結果も含めて検証し、行財政改革推進委員会の皆様と相談した上で、
 改善すべき事項があれば改善してまいりたいと考えております。
 
 以上でございます。


くれは  一問一答は基本です。それでないと傍聴している者にわ
 かりません。一問一答で、それに関連質問ですというふうに重ねっていって、
 初めて議論が盛り上がっていって、チームワークでの仕分けが可能になるとい
 うふうに私は思いますので、ぜひともそれは改善していただきたいと思います。
 
  議論、時間は十分あったのかどうか、30分というのはこのところの事業仕分
 けの一事業としては短いです。やはり40分程度は今のところふえてますので、
 そういう意味からしたら、時間はあったけれども、私は議論が十分ではなかっ
 たというふうに思ってしまいました。感想を持ちました。それは、それぞれま
 たいろんな立場でのご意見というのは、当然あっていいと思いますので、事業
 仕分けの中では、委員の。それは十分時間をとってテンポよく仕分けがされて
 いくものだというふうに思います。

  ただ、今回、最後に言われましたコーディネーターのフォローというふうに
 おっしやいましたけれども、議論の途中にされることは何ら問題ないです。議
 論が終わって評価に入ります。今から評価です。その直前におっしやったんで
 す。それが評価に大きく影響を与えます。これは私は間違っているでしょうとい
 う指摘を先ほどさせていただきました。

  コーディネーターというのは、大変重要な、そして難しい役ですので、
 そこのあたり、行財政改革推進委員のみではなく、本来は8人というのも
 非常に多いような気がします。だから、5人程度で、5、6人程度で、外部の
 人をもう少し入れて、2班体制にしてやっていくのが、まだ改善できるかな
 というふうに私は指摘したいなというふうに思います。
  
  それと、公開の方法、これだけ(資料提示)がアップされております。
 (資料提示して)これだけアップされたってわかりません。どの事業がされたのか、
 事業シートはどこかに消えていってしまいます。

  大津市のホームベージを参照ください。非常にわかりやすい。
  シートも、そして当日のやりとりも載った上で、評価がきちんとされ、
 次年度に反映したものというのがきちんとされておりますので、やはり
 そこまで詳細にホームベージとか広報をするからこそ、市民の方が興味を
 持たれるだろうし、関心を持たれるだろうし、私らも仕分けされる立場だ
 というふうに思っていかれるのだと思いますので、広報の仕方はまだまだ
 不十分ではないかなというふうに指摘したいと思います。

  時間がありませんので、もう一つ提案だけでさせてください。 
 シートの成果の部分が非常に、どのシート、5つのシートとも、数宇でしか
 あらわれてません。 これが本当に成果なの。

  例えば、広報の配布、これは配布率、世帯当たりの配布率97%というのが
 成果になってました。 100%届けるのが当たり前でしょう。成果はほかにある
 でしょう。数値ではあらわれない、何か違う広報の成果が出てくるでしょうという
 のが、シートをながめていて、私の率直な感想です。それが、行政の立場、
 職員の立場がこんなに自信を持って私たち事業をやっているんですよという
 ことをお伝えしないと、仕分けするほうは何が目的なのか、何が必要だとい
 うことがわかりませんので、シートの作成にもまだまだ改善の余地があるな
 というふうに指摘します。
  
以上、たくさん言いましたけれども、改善することを見つけていただきたい
 というふうに思います。私の提案したのは何点かですけれども、それについて
 お考えを確認させていただきたいと思います。


総務部長  総務部長でございます。大きな質問として5点いただ
 いたと思ってございます。
  
  まず、質問内容については一問一答式であるというご提案であります。質問
 される方、また回答される方、聞いておられる方がわかりやすい内容で進めて
 いただくというのがベストだというふうに考えてございます。内容によりまし
 ては、一問ごとに質問して答える。 また、それに関連している質問でございま
 したら、一問であっても、それが複数であっても私はいいかなというふうに考
 えてございます。それぞれがわかりやすい形で進めていくのがベストであると
 いうふうに考えてございます。
  
  2点目につきましては、議論が十分ではなかったのではないかというところ
 でございます。咋年2回、事業仕分けを実施いたしました。いろいろ検証する
 中で問題点が出てまいりましたので、本年、先ほど議員おっしゃってください
 ましたが、開催の日時、公表の仕方、また仕分人になっていただく方の事前勉
 強会などを実施する中で、十二分とは言いませんが準備をして、仕分けにかか
 っていただいたというふうに考えてございます。当日来られた方、アンケート
 にご協力していただけた方、25名でございましたが、その方たちのご意見を
 聞く中では、先ほど申し上げましたが、7割以上の方が質問者に対しては、い
 い評価をいただいてございます。市の当局者の説明委員、これにつきましても、
 8割以上の方がよかったのではないかと。 1回目のアンケートでございますの
 で、検証することはできませんが、全体の数字から言えば、私はよかったんで
 はないかなというふうに思っております。これが2点目でございます。

  それと、3点目のコーディネーターの意見というんですか、コメントの関係
 でございます。私が覚えておりますのは、公共下水道事業の特別会計の繰出金、
 これは仕分人の委員の方が、下水道使用料原価は示されていないのかという質
 問がございました。回答としては、示されていないというような回答がござい
 ました。 このフォローとして、全国的な平均値はないのかといようなコーディ
 ネーターの質問でございました。 また、福祉医療の助成事業では、医療過誤に
 対する相談窓口はないのかという質問に対しまして、説明員の回答がございま
 せんでしたので、コーディネーターからは「相談窓口は」という質問ではなか
 ったかなというふうにうかがっております。
 
  事業に対する理解を求めるためのフォローであったのではないかというふうに
 考えてございます。

  次に、公開の方法でございます。公開の方法につきましては、どのような方
 法が一番いいのかということで、昨年2回の検証を行う中で、ホームページと
 広報によりお知らせをしてきたところでございます。今回第2回目の事業仕分
 け、10月に予定してございますが、9月の中旬、9月17日だったと思いま
 すが、ホームページに内容について掲載をいたしました。

  先ほど示されたシート、そのシートでございます。また、資料につきましては、
 1O月の広報に、第2回の内容などを載せて周知をしているところでございます。
 参考資料につきまても、それまでにできるだけ載せていきたいというふうに思います。
 広報についてはできるだけ広く知らしめをさせていただいて、たくさんの方に参加を
 していただき、市の施策を知っていただく、またいろいろな中でこの時代に合った
 形の施策を展開していきたいと考えてが4点目でございます。

  それと、5点目のシートの成果の部分でございます。私ども、今回、このシ
 ート、基本構想、基本計両をつくりまして、その中の実施計画書で利用してい
 るシートでございます。 3ヵ年の内容を書きまして、今まであったこと、現在
 のこと、これからのことということでお示しをしているものでございます。内
 容についてはまだまだこれから充実をさせていく必要があるというふうに考え
 てございますので、それぞれの事業に応じた形の検証をしていきたいというふ
 うに考えてございます。市民の皆様にわかってもらいやすいような形の資料を
 そろえて、できるだけお示しをしていきたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。


くれは 走りながら勉強している行財政推進委員会を中心とした
 事業仕分けという気がします。それによって、予算が減ったりというようなこ
 とがあっていくわけですので、十分検証してというか、前倒しでちゃんとやっ
 ていただいて、効果があるのであれば期待しますけれども、少し今のご答弁を
 聞きながらまだまだ納得できない部分はありますので、次回に期待しておりま
 す。 まただめだったらまた質問します。
  時間がありませんので、申しわけないですが、次にいきたいと思います。