くれは 4問目に移ります。時間の関係上はしょります。「きのつバス200円、
利用者数にどう響いたか」としてお間きしますが、昨日お二人の議員の質問で
明らかになったことがありますので、それを踏まえてその次の段階で議論できた
らというふうに思います。
 
 料金値上げが3月19日から実施され、その間、4月、5月と人数の変動が
あったというふうに認識しました。当初の予定よりも8割を維持しているとい
うことになるわけですが。 また、3月議会初日には決議が可決されて半年をめ
どに常時利用者への割引導入や高齢者、障害者への対策など検討し実施するこ
とを求めました。昨日の答弁では、連携協議会でのご意見を持っているという
ようなことであったと思いますが、まず聞かせていただきたいのは、
1点目については5月の利用者数の変化はどうかとかプリペイドカードの利用
割合はどうか明らかになりましたので結構なんですけれども、お伝えいただき
たいと思います。

 そして、決議ではどういうふうに項目を考えられているのか。

 それと3問目、6ヵ月限定のプリペイドカードをさらに延長せよ。
その考え方3点についてお聞かせください。


市長公室理事  市長公室理事でこざいます。
 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
 
 まず、1点目の5月のきのつバス利用者数でございますが、これにつきまし
ては2万1,922人でございました。昨年の5月と比較いたしますと、84
6%に減少いたしているところでございます。なお、4月、5月、この2ヵ月
間の利用者数につきましては、4万6,242入でございまして、昨年比で言
いますと82.8%でございました。 また、きのつバス全体におけるプリペイ
ドカードの利用割合については、5月実績で約34%でございます。
 
 次に、決議内容の検討についてお答えいたします。 ここでは常時利用者に対
する負担の軽減、大幅割引等の導入につきまして、この内容を3月の協議会に
おきまして委員の皆様にご意見をいただきたいということをお伝えいたしてお
りますが、現時点では特段のご意見をいただいておりません。
 
 きのつバスにつきましては、奈良交通が他の路線バスで実施しているのと同
様に、「身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳」の所侍者の
方につきまして、割引制度が適用されているところでございます。現段階にお
きましては、市といたしまして、高齢の方、障がいのある方等への負担軽減策と
して、それぞれ別段の福祉施策を設けることは考えてございません。市といた
しましては、継続的な運行を行うように、まずは収支を改善いたしたいという
ふうに考えているところでございます。
 
 最後に3点目のプリペイドカードの販売期間の延長につきましては、今回の
限定カードの販売目的が運賃改定に伴う激変緩和措置として実施しているもの
でございます。 このことから販売期間の延長については考えてございません。
 以上でございます。


くれは そもそもの値上げの経過自体、私は納得してません。計画の中では一日
乗車券の扱いがありました。これはその激変緩和ではないはずです。計画の段階
では常時それは継続するという扱いだったと思いますので、そのあたり、今の
プリペイドカード期限をきってというのは非常に納得できないというふうな
思いがあります。

 実際に病院に行かれるのに600円を払われている人がいます。乗りかえせ
ざるを得ないので。高齢者の方です。 このままでいくと病院にも行けなくなる。
その悲痛な声を届けたいというふうに思っての質問であります。ぜひとも、
ひまわり精算というような1 6 6円で乗れる制度もありますけれども、昼間
だけに限定してますのでこれを拡大するとか、さらには今のプリペイドカード
をいま一度期限を延ばすとか、その取り扱い。


議長 呉羽さんに申し上げます。 申し合わせの質問時間の制限を超えておりま
すので、発言を許しません。
 

市長公室理事  市長公室理事でございます。
  
 まず、プリペイドカードの継続した販売については現時点では考えてござい
ません。ただ、割引制度につきましては、今後、公共連携の協議会の中で議論
をいただくということにさせていただいておりますので、これは各委員の意見
をお聞きしていきながら考えていきたいというように思っております。

 ただ、
今回の値上げのとき、きのうのお二人の質問にもお答えいたしましたように、
まず私どもといたしましては、公共交通を守りたいんだと、継続してやってい
きたいんだという思いがございますので、今回の料金改定をさせていただいた
ものでございます。まず、先ほどおっしやっていただきましたように、病院に
通う人たちの足を確保するというのが一義的にあるのではないかと思っており
ますので、この確保に努めていきたいと思っているところでございます。
  以上でございます。